タレントの中居正広による女性トラブル騒動に関連して注目を集めているフジテレビの幹部が、15日から出社を停止した。理由や停止期間については公表されていないが、同局関係者は「報道の影響で心身に負担がかかっている」と説明している。
この幹部は、騒動の初期段階から中居の女性トラブルへの関与が疑われていたが、フジテレビは一貫して関与を否定していた。幹部は人気バラエティー番組を多数手掛けた実績を持ち、港浩一社長からも厚い信頼を受けていた人物であることから、今後、社長による説明責任が問われる可能性がある。
この幹部については、中居の女性トラブルが公になる前の昨年12月13日、スポニチ本紙がフジテレビに対し質問状を送付。被害女性と中居が幹部の紹介で知り合った可能性や、幹部が設定した食事会があったのではないかという疑問を提示したが、同局は「質問内容は事実と異なる」と完全否定している。
しかし、週刊文春の報道によれば、この幹部が女性アナウンサーを同席させ、大物タレントである中居らを接待することが常態化していた可能性が指摘されている。もし問題となっている女性トラブルがこうした接待の延長で発生したのであれば、現在告発している現役アナウンサーも同様の経緯で被害に遭うリスクがあったことが否定できない。このため、フジテレビにはさらなる調査と見解の明確化が強く求められる状況だ。
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