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「こんなことで負けるのか」発言の皮肉 日枝久氏が新入社員に語った“時代の変化への対応”

中居正広氏の女性トラブルが報じられたことをきっかけに、フジテレビは深刻な問題に直面しています。中居氏が関与したとされる食事会には、フジテレビの幹部社員が参加していたとの報道もあり、この騒動はフジテレビの信頼性を揺るがすものとなりました。

1月17日、港浩一社長がこの件に関して記者会見を行いましたが、参加できるメディアを一部に限定し、テレビカメラでの撮影も許可しないなど“閉鎖的”な対応が批判を呼びました。さらに、港社長が多くの質問に対して「回答を差し控える」と繰り返したことで、スポンサー企業の撤退が続く事態に発展しています。

こうした状況を受け、フジテレビは1月27日に再度会見を行いました。この会見には、港浩一社長のほか、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、そしてフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が出席しましたが、フジサンケイグループ会長であり、同局の取締役相談役である日枝久氏の姿はありませんでした。

日枝氏は1980年に42歳の若さでフジテレビ編成局長に就任し、「楽しくなければテレビじゃない」のスローガンのもと、フジテレビの黄金時代を築き上げた人物です。その後、同局の社長、会長を歴任し、40年以上にわたりフジテレビの取締役を務め、現在も相談役として大きな影響力を持っています。

『スポーツニッポン』の報道によれば、1月23日に行われたフジテレビ社員向けの説明会の前に、港社長、嘉納会長、遠藤副会長の3人が辞意を申し出た際、日枝氏が「こんなことで負けるのか、お前たちは」と叱咤したとされています。この発言について、フジテレビ内でも賛否が分かれ、一部の幹部社員は驚きを隠せなかった一方で、前向きに捉える社員もいたとのことです。

また、2018年にはフジサンケイグループ創設50周年の合同研修会で、新入社員に対し「時代を読み、会社も変化していかなければ生き残れない」「時代の変化に対応してほしい」と力説していた日枝氏。しかし、皮肉にも今回の騒動は、日枝氏を含むフジテレビの上層部が時代の変化に対応しきれていないことを浮き彫りにしました。

時代の流れを見誤った結果、深刻な事態に陥ったフジテレビ。港社長や嘉納会長の辞任により、果たして変化への第一歩を踏み出せるのか、その行方が注目されています。

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